地 - YARD -
すべてはサブミクロンの精度を実現するために。
狭山丘陵の豊かな自然に囲まれた地に本社を置く狭山金型製作所。春には庭の桜が美しく咲きほころびます。ご来社いただく方の不便を承知で、なぜこのような場所を選んだのか。それは、サブミクロン単位の精度を要求される金型づくりにおいては、通行する車の振動ですら加工工程に影響を与えてしまうからです。一方で、社員に与える心のゆとりも大きな理由でした。都市部の喧騒とは無縁の落ち着いた環境は、モノづくりに打ち込める最良のロケーションです。精密な製品だからこそ、緻密な配慮が求められます。すべてはプロフェッショナルとしてのこだわりを満たすために、立地環境から理想を追求しているのです。
日本が誇る「KANAGATA」を世界の舞台へ。
海外で開催される金型の展示会などにも積極的に出展しており、おかげさまでアメリカ、ドイツ、フランス、スイスなどの企業からも依頼が舞い込むようになりました。そこで当社では海外展開の第一歩として、2012年にシンガポールの現地企業との合弁会社「SANWA-SAYAMA Precision Engineering」を設立。当社の精密金型をグローバルに展開できる体制づくりを進めています。日本のKANAGATAを通じて“メイド・イン・ジャパン”の素晴らしさを世界にあらためて示すことができたら、こんなにうれしいことはありません。